
・クリティカルシンキングってなに?
・何をしたらクリティカルシンキングをしたことになるの?
・ビジネスシーンでは何をすればいいの?
あなたも、こういった疑問をお持ちではありませんか?
このページでは、クリティカルシンキングの方法や、メリットに関して解説しています。
01. クリティカルシンキングとは?
クリティカルシンキングとは、「最適な答え」を導き出すための思考法です。
日本語では「批判的思考」と訳され、あえて批判的な姿勢で物事を考察することで、より良い結論を導き出す方法です。
しかし、ただ単に批判的な姿勢を持つことだけがクリティカルシンキングとは言えません。
では、何をしたらクリティカルシンキングをしたことになるのか?
まずはその方法とポイントから解説します。
02. クリティカルシンキングの方法
①目的を意識する
物事やテーマに関して、そもそもの”目的”は何なのか?を意識する。
例えば会議の時に、「そもそもこの会議の目的は?」といった視点を持つことで、議論の脱線や着地点の”ズレ”に気付くことができます。
プロジェクトの企画に関しても、そのプロジェクトの”目的”を意識することで、一貫した筋の取ったプランの計画につながります。
・そもそも目的は何だったか?
・その結論は目的に対して理にかなっているか?
このように、会議やプロジェクトのプロセスの中で意識して考えることが、クリティカルシンキングの方法の1つです。
②思考のクセがあることを前提にする
人には、それぞれ考え方にクセや偏りがあります。
イケメン俳優といったら○○。卵料理と言ったら○○。
このような思考の偏りは、ビジネスの場でも影響を及ぼしています。
経験の浅い人が陥りがちと思ってしまいますが、ベテランで経験のある人でも、長年の経験があるからこそ、偏った判断をしてしまう事があります。
これが思考のクセです。
・誰にでも思考にクセがあることを念頭に置いておく
・他の捉え方や方法はないか常に考える
このように、「人には思考のクセがる」ということを前提に、人の意見を鵜呑みにしないことも、クリティカルシンキングの1つです。
③「本当に?」の問いを立てる
周囲が同調していても、あなたは「本当にそうか?」という視点を持つ。
例えば、あるプロジェクトに関しての会議で、全員が納得して終了したが、いざ取り掛かってみると問題点がいくつも出てきて進まない。。。
こんな経験はありませんか?
人が集まれば、”同調”は自然に発生してしまうものです。
この同調に流されず、「本当にそうか?」・「なぜ?」・「他には?」といった冷静な視点を持つこともクリティカルシンキングの1つです。
・人には思考のクセがあることを前提にする
・本当に?の問いを立てる
クリティカルシンキングは他人だけではなく、自分に対しても実践してほしいスキルです。
例えば、プレゼン資料や何かの計画を立てた際に、実際に文字に起こしたものを、上の3つのポイントを意識して見直すと有効的です。
03. クリティカルシンキングのメリット
<個人のメリット>
鵜呑みにせず、常に考えることで「思考力」を高めることができる
クリティカルシンキングをすることで「じっくり考える機会」の回数を増やすことは、単純に思考力を高めることにつながります。
結論に自信が持てるようにる
立ち止まってじっくり考え抜いてから出した結論には、自信を持つことができます。
また、自信がある分、結論を出した後の行動のモチベーションも高く持つことができます。
<チームのメリット>
矛盾・漏れ・問題点を回避できる
クリティカルシンキングで事前に矛盾や漏れを見つけ出し、解決しておくことで、実行した際に起きる問題を未然に防ぐことができます。
筋の通った(ブレない)結論を出せる
「本当に?」を繰り返し、議論を重ねることで、テーマや物事の本質を見極めることができ、筋の通った結論を出すことができるようになります。
04. クリティカルシンキングができる人は何ができる?
日頃からクリティカルシンキングができる人には、以下のような強みを持っている傾向があります。
✅ 矛盾点やエラーを特定することができる
✅ 議論の重要なポイントや目的を見失わない
✅ 最適解を導くことができる
✅ 周囲に流されず冷静な判断ができる
✅ 自分の下した判断にブレがない
✅ 論理的に考えることができる(ロジカルシンキング)
関連:[仕事術] ロジカルシンキングの基本技術|「要素分解」を15分で身につける
05. まとめ
いかがでしょうか?
クリティカルシンキングの1つのスキル習得でも、得られるメリットは多数あります。
まずは、社内会議や、メールのやり取り、プロジェクトに関する話し合いなどのビジネスシーンで、3つのポイントを意識することから始めてみましょう。
①目的を意識する
②思考のクセがあることを前提にする
③「本当に?」の問いを立てる
ぜひ、明日から意識して取り組み、「最適解」を導くビジネスパーソンを目指しましょう。
Referenece
人材育成コンサルタントが本気で考えた 全員転職時代のポータブルスキル大全(HRインスティテュート)
Critical Thinking Skills(SkillsYouNeed)
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