SEOで文字数の多いページが有効な理由と文字数をカバーする方法

SEO文字数トップ画像
kaoleft

・SEOに最適な文字数は何文字?
・上位表示されている記事の文字数は?
・どうやって文字数をカバーして記事を書けば…。

 

この記事ではこういった疑問にお答えします。

もしあなたがSEOと文字数の関係性に関して疑問を抱き、このページに辿りついたのであれば、SEO対策をきちんと考えている証拠です。

このページでは、どのくらいの文字数を書けばSEO対策として有効なのか解説します。

 

まず、結論からお伝えしておきます。

結論:SEO対策のためには文字数は多くするべき

 

その理由と最適な文字数に関して、具体的なデータをもとに解説していきます。

また、記事の後半では、長い文章を書くのが苦手だという方に簡単に書くためのコツもご紹介します。

 

GoogleはSEOに文字数は関係ないと断言

そうです。GoogleはSEOに文字数は関係ないと断言しています。

まず、検索システムを提供しているGoogleの主張をお伝えします。

 

Googleベテランの発言

2020年の9月に、Twitter上のライターやSEOのエキスパートの間で、SEOと文字数の関係に関して議論が飛び交いました。

その中心にいたのが、GoogleでもベテランのJohn Mueller氏(Senior Webmaster Trends Analyst)です。

そして、「SEOと文字数は関係している」という主張が多い中、John氏が断言しました。

https://twitter.com/JohnMu/status/1300827523836710912?s=20

 

“… We don’t use word count for ranking. … ”
Googleはワードカウント(単語数)をランキングには使用しない)

このような発言が飛び出したわけです。

が、実はGoogleは以前から同様の主張をしていました。
そのため、SEOに詳しい人たちにとって大した衝撃ではありませんでした。

 

kaoleft

Google側の主張は分かった。
でもいろんなところで文字数は多いと良いと聞くけど?

 

はい、確かに多くのSEOエキスパートが文字数は多いほうが有利と発言しています。

そして私も文字数は多い方が有利だと自分の中で結論付けています。

では、その根拠をデータを用いて解説します。

 

 

SEOでは文字数が多い方が有効?

多くの専門家がSEOと文字数の関係性に関して調べる中、ある企業が膨大なデータ量を調査しました。

単語数:平均1,447 語

 

この数字は、アメリカのSEO対策専門のBacklinkoが、ビジネスパートナーのAhrefsとの研究で明らかにしたものです。

2020年4月に約1,180万件ものGoogle検索結果を分析した結果です。

そして、全てのページの単語数を平均した結果、1,447語という結果になりました。

“We discovered that word count was evenly distributed among the top 10 results. The average Google first page result contains 1,447 words.”
(単語数が上位10件の結果に均等に分布していることがわかりました。 Google検索結果の1ページ目の平均は1,447語でした。)
引用:Baclinko

BacklinkoとAhrefsは、SEO業界では世界的にかなり有名な企業です。

今回の分析結果も多くのSEO専門家からの注目を得る結果となりました。

 

この研究結果を引用した理由として、Backlinkoが定期的に同じ分析をしていることが挙げられます。

この膨大な量のデータの分析を、1回のみならず定期的にしているのです。

 

今回は文字数に絞って解説しましたが、他にも無料で公開するには惜しいほど有益な情報を公開しています。

これからも同様の分析を続けるでしょうから、今後も注目したい研究の1つです。

話がそれましたが本題に戻ります。

 

SEO対策に最適な文字数は

さて、本題です。

例で挙げたデータは、文字数ではなく単語数の結果でした。
海外では文字数よりも単語数で数えることが主流のため仕方がありません。

これを文字数に換算してみます。

1単語=3~5文字として計算すると

1,447単語 = 4,341~7,235文字

4,000文字超です。

すでに記事を投稿している方は分かると思いますが、かなりの文字数です。。。

ちなみに、あなたにお読みいただいたここまでの文字数は約1,400文字です。

 

kaoleft

じゃあ、記事を書く時はひたすら文字数を稼ぐように書けば上位表示されやすいのか?

 

いえ、あなたもお察しの通り、そんな簡単にいくはずがありませんね。

では、本記事で最も重要なパートに入ります。

 

文字数が多いとSEOで上位表示される理由

Googleは文字数と検索結果は関係ないと断言しているのに、なぜ上位表示される記事は文字数が多いのでしょうか?

ここでは、Googleが定める基準とSEOのエキスパートの見解をもとに考察します。

“理由”を知れば“対策”ができるはずですので、ここでしっかりとポイントを抑えましょう。

 

テーマに応じた適切な量

以下はGoogleが公開している検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドからの抜粋です。

テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する

高品質のコンテンツを作成するには、時間、労力、専門知識、才能 / スキルのうち少なくとも 1 つが十分にあることが必要です。コンテンツは事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを要します。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。

 

この中の、「包括的」という言葉は、Googleが良く使う言葉です。

英語ではComprehensiveと言いますが、「全体としてひとまとめにして・全てをひっくるめて」という意味合いがあります。

冒頭で紹介したGoogleのJohn Mueller氏もこの言葉を使ってTwitterで発言しています。

https://twitter.com/JohnMu/status/1300369499644997632?s=20

 

“Why would the number of words be related to whether or not the content is comprehensive?”

ここでは、「単語数と記事のコンテンツが包括的であるかどうかは関係性がないよ」というニュアンスで発言していました。

 

一方で、文字数が多い記事がSEOで効果を発揮しているのも事実。

これらの事実から考えると、長い記事だから上位表示されるのではなく、Googleから評価される“包括的”なコンテンツを作りこんだ結果、記事が長いと考えられます。

△ = 記事が長いからSEOで上位表示
〇 = 包括的なコンテンツだから長い = SEOで評価される

 

ページの滞在時間が長い

文字数が多ければ、読む時間も長くなり、ユーザーの滞在時間も長くなります。

この滞在時間の長さは、Googleアナリティクスでも指標の1つになっている通り、Googleから評価を得るための要素の1つです。

ただ、ダラダラと長い記事は、ユーザーから避けられやすくもなるため、セールスライティングなど、読み手を引き付ける文章の書き方を知っておく必要がありそうです。

 

まだ文章を書くことに慣れていないというかたは、テンプレートを利用するのが手っ取り早いです。

こちらで紹介していますので、参考にしてみてください。
参考:セールスライティングに絶対に欠かせない文章の書き方6選

 

また、文字数の多いページが必ずしも上位表示されるとは限りません。

文字数は多い方が良いと言っておきながらスミマセン。

ただ、こちらも知っておいた方が良い知識です。
こちらのページで分かりやすく解説されていたので参考にしてみてください(外部サイト)。
【SEOと文字数の関係】何故、文字数が少ない地味なページが上位表示することがあるのか?(モバイル時代のSEO情報ブログ)

 

文字数が多いと複数のキーワードでSEOに効果が出る

包括的で文字数が多いページを作りこむと、ユニークワードカウント(ユニーク単語数)が増えます。

ユニークワードとは、そのページの中で、被りがない単語の種類のことです。

例えば、BizTurnerで作成した下記の記事の場合、これらのユニークワードがあります。

 

記事:メタディスクリプションとは?SEOに効果的な書き方とNGを解説

<単語><回数>       
メタ  59
ディスクリプション  58
こと  29
SEO  25
ページ  20
記事  19
検索  17
Google  17
書き方  13
作成  13
文字  12
キーワード  12
ため  11
※一部のみ抜粋

 

この単語の中で、メインキーワードと一緒に検索されやすい単語の種類が増えることで、検索に表示される機会も増えます。

この例の場合、単語の組み合わせとしては、以下のようなものが挙げられます。

・メタディスクリプション SEO
・メタディスクリプション 書き方
・メタディスクリプション 文字数

 

このような複数のキーワードから成り立つものを、「複合キーワード」と言います。

もし、この記事でメタディスクリプションの書き方のみ言及し、SEOに関して触れていなければ、「メタディスクリプション SEO」と検索されても表示される可能性は限りなく低いです。

文字数をカバーしつつ、内容を充実させることで、このような小さなチャンスも狙うことができます。

 

文字数が多いと記事は被リンクを獲得しやすい

被リンクとは、外部のサイトがあなたのページをリンク付けすることです。

再びBacklinkoの分析からデータをお借りします。

分析によると、単語数が3,000を超える記事は、1,000語以下の記事よりも77.2%も多く被リンクを獲得しているという結果が出ています。

Backlinkoのデータ引用画像
引用:Backlinko

 

このように、文字数が多い記事がSEOにおいて有効的に作用するということを、多くのSEO専門家が主張しています。

また、被リンクを獲得している記事は、Googleからも評価されやすく、SEOにも効果があるということはすでに明らかになっています。

そんな中で次の壁となるのが、文字数をカバーして記事を作成することです。

 

あなたもこんなお悩みをお持ちではありませんか?

kaoleft

・そもそも文章を書くのが苦手
・長い文章を書ける気がしない
・簡単に書く方法があれば・・・

 

安心してください。私もそうでした。

ここで、できるだけ簡単に記事を作成する方法をご紹介します。

 

文字数をカバーする記事作成の手順

記事作成において絶対にNGなのが最初から文章を書き始めることです。

記事作成に慣れていない場合、下記の流れで進めることをおすすめします。

① 記事テーマを決める
② 構成を考える(もくじの作成)
③ 肉付けをする

 

特に時間をかける作業は「構成」です。

ここは記事の骨組みを決める最も重要な作業で、ここをクリアすれば、あとはスラスラと書き進める事ができます。

この構成の組み方に関して深掘りして解説します。

 

まずはテーマをサポートするためのトピックを決め、構成を固めます。

記事構成の画像

ここでは、あなたの記事を読んでほしい相手(ターゲット)の目線が重要になります。

相手がそのテーマに関して、どんな疑問や悩みを持っているのか、なぜそのテーマに関して検索するのかをくみ取ります。

そして、相手が疑問を解消してスッキリするためのトピックを盛り込みます。

 

次は、トピックの主張をサポートする”サブトピック”を追加します。

記事構成の画像2

 

ここまでできればほとんど完成です。

それぞれのサブトピックに肉付けをしていくだけです。

記事構成の画像3

 

ちなみに、今回の記事の構成はこの通りです。

SEO文字数の記事の構成

 

構成の段階では、すべて箇条書きで大丈夫です。
言葉遣いを気にする必要もありません。

このように構成を考えたら、あとは何も考えず1つずつ書いていくだけです。

慣れていない方にとって、これが一番早く、筋の通った記事を書く方法です。

このように作成することで、テーマに関連したトピックを“包括的”にカバーすると、SEOにも有効で、しかも、気付けば文字数もかなりの量になります。

 

そして、この時点でこの記事の文字数が約4,000文字になりました。
だいたいの目安にはなるでしょうか。

 

まとめ

いかがでしょうか?

SEOと文字数の関係性に関してご理解いただけたでしょうか。

上位表示させたいテーマの記事を作成する際に、実際に検索し、上位表示されている記事の構成や文字数を見てみることも参考になります。

まずは構成から始めることに慣れ、豊富な情報が詰まった記事を作成することからトライしてみてください。

 

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