
・SEOキーワードの記事への入れ方を知りたい
・どのくらいのキーワードの量が適切なのか
・初心者でもできるSEO対策を知りたい
このページではこういった疑問にお答えします。
記事作成の際に、SEOを狙うキーワードを入れるべき場所は7か所です。
SEO対策において、キーワードを中心に記事を構成することは、基本的なルールであり、絶対に欠かすことのできない作業です。
初心者の方が陥りやすいのが、やみくもにキーワードを記事に入れて、結果につながらないことです。
SEO対策には細かなルールがたくさんありますが、今回は特に重要な「キーワードの入れ方」に関して解説していきます。
先にチェックリストをお渡ししますので、保存して記事作成の際に利用してみてください。
これらのチェック項目に関して解説しつつ、ポイントやコツを併せてご紹介します。
・キーワードの入れ方とコツを知る
・適切なキーワードの量を知る
本記事は、すでに記事を作成し始めている方にも有益な内容となっています。
記事を作成したのに順位が上がってこないという時に、キーワードを意識してリライトすることで改善するケースも多くありますので、この記事を参考にしてみてください。
少し長い記事ですが、この1ページの内容を押さえておけば、初心者や個人でも、十分に戦えるレベルになるように解説しています。
✅ キーワード選定がお済みでない方はこちらをご参考ください。
関連:SEOキーワード選定|ゼロから始める選定方法
SEOキーワードを入れるべき7か所
まずは、SEOキーワードを入れる場所を押さえておきましょう。
① タイトル
② メタディスクリプション
③ 導入文(書き出し)
④ 見出し(Heading)
⑤ まとめ・締め
⑥ URL
⑦ 画像ファイル

これが、キーワードを入れておくべき7つの場所です。
記事の文中には必然的に使用されると思うので、ここでは触れていません。
それでは、それぞれの項目での“入れ方”について解説していきます。
1. タイトルへのキーワードの入れ方
タイトルはGoogleにとっても、あなたのページに訪れるユーザーにとっても、最も重要なポイントの1つです。
Googleとユーザーに、あなたのページが何について書かれているのかを明確に示す必要があります。
狙っているSEOキーワードを確実に入れるために、まずは文字数に関して知っておきましょう。
<パソコンでの検索結果>

例えばこのタイトルの場合、文字数が27文字で、ギリギリすべてのタイトルが入りました。
半角のアルファベットや数字が入るかどうかにも左右されますが、目安として25~32文字と覚えておくと良いです。
<スマートフォンでの検索結果>

スマートフォンでは、このように2行でタイトルが表示されます。
そのため、実はパソコンでの検索画面よりも、3~8文字ほど多く表示されます。
短く表示されるパソコン(25文字)を基準に作成しますが、絶対に25文字以内というわけではありません。
タイトル自体が、25文字を超えても、それまでにSEOキーワードや、タイトルで伝えておきたいことが入っていれば、少々オーバーしても問題ないと考えています。
むしろ、文字数とキーワードを考えるばかりに、ロボットが考えたような不自然なタイトルになってしまうと、せっかく上位表示されてもクリックしてもらえない可能性があります。
そして、タイトル作成時のポイントがこちらの4点です。
・できるだけ最初にキーワードを入れる
・キーワードの語順を保って入れる
・キーワードの間に別の単語を入れない
・1~2回を目安に入れる
・できるだけ最初にキーワードを入れる
検索結果の画面をじっくりと読む人は少数で、一瞬で判断されてしまうことがほとんどです。
人は左から読むので、キーワードは前半、できれば頭に入れるのがベターです。
また、とりあえずキーワードが頭に入っていれば、25文字をオーバーしてもキーワードが見切れてしまうということは避けられます。
いくら検索上位に表示されても、検索に使った単語が見える場所に1語も入っていないと、クリックされる可能性が下がりますので、必ず目に入る最初の方に入れておきましょう。
・キーワードの語順を保って入れる
これは個人的な意見ですが、「北海道 旅行 おすすめ」というキーワードを狙う場合、単語の並びを極力変えないようにしています。
例えば、このようにキーワードの順番を保ったまま入れるようにしています。
「北海道旅行におすすめ!カップルで行きたい○○スポット8選!」
これは、Googleに検索語との関連を伝えやすくするためという点と、ユーザーが検索する単語の並びとのギャップを可能な限り減らすためです。
ユーザーはタイトルで記事を読むかどうか決めます。
単語の順番にも気を付けて、ユーザーの頭の中とのギャップをできるだけ減らす狙いがあります。
ただ、結果の証明はできておりませんので、参考程度にしてください。
・キーワードの間に単語を入れない
これは、各SEOキーワードの間に関係のない単語を入れないということです。

これも、Google(ロボット)にできるだけシンプルに、正しい情報を伝えたいという意図があります。
・1~2回を目安に入れる
SEOの専門家の中には、SEOキーワードは「2回入れるべき」という意見が多くあります。
自然なタイトルにするには少し難易度が上がりますが、例えば、この記事のタイトルはこのようになっています。
SEOキーワードの入れ方|キーワードを入れるのはこの7か所!コツも解説
この記事のターゲットは「SEO キーワード 入れ方」です。
注意点として、入れすぎるとペナルティになる可能性があるので、3回以上入れるのはおすすめしません。
2. メタディスクリプションへの入れ方
メタディスクリプションとは、この部分のことです。

ここでも、2~3回はSEOキーワードを入れるように作成します。
あまり多く入れてしまうとペナルティを受けかねませんのでご注意ください。
✅メタディスクリプションの詳細はこちらをご参考ください。
参考:メタディスクリプションとは?SEOに効果的な書き方とNGを解説
メタタグ(Meta tag)は入れなくても良い
メタディスクリプションとは別に、Meta tagというものがあります。
「All In One SEO Pack」 や「Yoast SEO」のようなプラグインを入れている場合は、記事作成時に下の方に設定欄が出てきます。
ひとむかし前は、メタタグにキーワードを入れることは鉄則でしたが、Googleアップデートにより、今ではSEOに何の影響も与えなくなりました。
しかし、今でも設定する人は多いです。
私も念のため入れていますが、重要度はかなり低いです。
では次に、記事内部でキーワードを入れるべき場所を解説していきます。
3. 本文:書き出し (導入文) への入れ方
記事の1番最初の書き出しを、ヘッドラインといいます。
ここは、記事の中で最も読まれる部分で、“広告の父”と言われるDavid Oglivy(イギリス)によると、本文よりも約5倍多く読まれると言われています。
確実にSEOキーワードを入れつつ、ユーザーが「このページを探していた」と、続きを読んでくれるような魅力的なヘッドラインを書く必要があります。
具体的には、
・あなたの記事はどういった人のためになるか
・ユーザーは何を得ることができるのか
・どんな悩みや疑問を解消できるのか
といった『ユーザー視点』で考え、SEOキーワードを入れながら作成します。
Yoast SEO(プラグイン)のチェック項目にも、「イントロダクション(導入文)にSEOキーワードが入っているか」、というチェック項目があるくらいですので、SEO対策のためにもキーワードを入れるようにしましょう。

4. 本文:小見出し (Heading)への入れ方
H2、H3といった小見出しにもSEOキーワードは入れるべきです。
ここは初心者がミスをしやすいところです。
こちらは目次ですが、このように連発して不自然になってしまいがちです。

やりすぎて、明らかに不自然すぎますね。
私が書いた記事ですが、二度とこのようなことをしないようにあえて放置します。
読みやすさや自然さを失わない程度に入れるのがベターです。
5. 本文:まとめ・締めの文への入れ方
ヘッドライン(導入文)と同じように、最後の締めとなる部分にも入れるようにしましょう。
こちらはSEOとの関連性は低いですが、記事で書いた内容を最後にサラッとまとめることで、記事に1本の筋が通っている印象になります。
同時に、まとめを書いているときに、「そういえばさっき話がそれていたな」と、書いている自分自身がズレに気付くこともたまにあります。
記事の最後となるまとめの部分では、関連する記事や、次にユーザーがすべき事を示してあげることで、他のページへの流入を作ることができます。
キーワードを軸に、関連する記事を提示するのも1つの戦略です。
6. URLへのキーワードの入れ方
URLは原則、英語(アルファベット)を使います。
SEO系のプラグインを入れていれば、URLの末尾を自由に設定できます。
例えば、「SEOで文字数が多いページが有効」という記事ではこのようになります。

URLの中の日本語は、何かの拍子や、コピペされた際に文字化けしてしまうことがあるため、基本的に英語(アルファベット)で設定します。
また、その際にキーワードに関連した英単語であることが原則です。
しかし、タイトルや本文が日本語である以上、Google側が記事とURLの関連付けを完璧にすることは難しいと思いますので、ここはそこまで気にしなくても問題ないと考えています。
現に、記事番号(数桁の数字)だけでも上位表示されている記事はいくつもあります。
下記の3点を抑えておけば、最低限問題はないでしょう。
・英語(小文字)、または数字で作成する
・SEOキーワードを入れる
・スペースを入れたい場合はハイフン [-] を使う

7. 画像ファイルへの入れ方
記事に挿入する画像にも、SEOキーワードを入れる必要があります。
具体的には、画像ファイル名 と Altタグ(代替テキスト)です。
まずは、画像ファイル名です。
ここも英語で設定したほうが無難ですが、凝ったものにする必要ありません。
ただ、ファイル名にはアルファベットの小文字を使い、特殊文字(記号等)やスペース(空白)は避けるべきです。
スペースを使いたい際は、代わりにハイフン[ – ]を使用します。
例えば、SEOに関する記事で画像を入れる場合、このようなファイル名になります。
例)seo-image-01、seo-image-02
こちらは例ですので、いくつか上位表示されているウェブサイトの記事を開いて画像を確認し、参考にしてみて下さい。
画像ファイルの名前は、[画像の上で右クリック → 画像アドレスをコピー → メモ帳に張り付け]で確認できます。
次にAltタグについてです。代替テキストと言われることもあります。
これはSEO対策ではかなり重要なポイントですので、必ず押さえておいてください。

代替テキストは、何らかの原因でユーザーに画像が表示されない場合に、代わりに表示される文字のことです。
また、「音声読み上げ機能」でも使われます。
Googleはすべてのユーザーにとって利便性のあるページを重視するため、欠かさず入力するようにしましょう。
これはSEOに直に影響を与えますので、すべての画像に入れることをおすすめします。
代替テキストは、日本語で問題ありません。
ここでは、その画像はどんな画像なのかといった説明を入力します。
Googleが説明で挙げている例では、このようになっています。
子犬の画像に代替テキストを入れる場合:
悪い例 = 代替テキスト無し
悪い例 = キーワードの乱用( 犬、子犬、 ダルメシアン)
良い例 = 子犬
最も良い例 = 投げたものを持ってくるダルメシアンの子犬
引用:Google 画像検索に関するおすすめの方法
もちろん、SEOキーワードに関連する画像であれば、そのキーワードを入れるようにしましょう。
画像のSEO対策に関しては、こちらのページで詳しく解説しています。
以上が、SEOをキーワードを入れるべき場所です。
SEOキーワードの入れ方のコツ
ここまで、SEOキーワードを入れる場所を解説してきました。
ここでは、キーワードを入れるコツをいくつがご紹介します。
・SEOキーワードの量
1つの記事あたりの理想的なSEOキーワードの“量”に関して解説します。
まず、SEOを狙うキーワードの理想的な量は、1ページ当たり3~5%と言われています。
個人的には4.5%前後だと記事が良い評価を受けている印象です。
キーワードが出てきている頻度のことを“キーワード出現率”といいますが、確認方法はいたってシンプルなので、簡単に説明します。
確認には、無料のチェックツール、ファンキーレイティング[FunkeyRating]を使います。

使用方法:
①ファンキーレイティングにアクセス
②URLを入力
③記事でSEOを狙うキーワードを入力
④目標とする出現率(%)を入力
まだURLが無い場合は、「テキストを入力」を選択し、コピペで文章を貼り付けます。
実際にこちらの記事を確認してみます。
SEOで文字数の多いページが有効な理由と文字数をカバーする方法

このように、ページ全体に対する出現率に加え、設定したパーセンテージを超えている場合は削除、足りない場合は追加の提案までしてくれます。
そして、1点気を付けたいとして、プロブロガーの中には5.5%を超えると、キーワードが多すぎて順位が下がったり、ペナルティを受ける可能性があるという意見もあるので、くれぐれも“入れ過ぎ”には注意が必要です。
ちなみに、私の記事の中には6%をちょっと超えたものもありますが、今のところ問題はないので、あくまでも目安として参考にしてください。
・ライバル記事のキーワードを押さえる
最後に、記事の質を高めるためのコツをご紹介します。
キーワードを中心に記事を作成する際に、関連する単語を押さえることが重要になってきます。
関連語の種類が増えることで、ページの専門性を高めることができるからです。
また、上位表示されるようになると、狙っているSEOキーワードだけでなく、他のワードでも検索されるようになります。
1番手っ取り早いのが、これから狙うSEOキーワードですでに上位表示されているライバル記事で、どのような関連語を使用してるかを知り、あなたの記事にも入れることです。
方法は簡単です、さきほどご紹介したファンキーレイティングを使い、ライバル記事がメインのキーワード以外にどんな関連語を使用しているかを確認し、あなたの記事内でもその単語を使用するだけです。
注意点として、関連語を入れることを意識しすぎて、あなたの記事の内容がメインキーワードからそれてしまわないようにしましょう。
また、ラッコツールズの「見出し(hタグ)抽出」機能を使えば、上位表示されている記事の見出しを確認することができます。

ここで確認したいのは、次の2点です。
・メインキーワードに対する記事の構成
・見出しへのキーワードの入れ方
上位表示されているということは、SEO対策ができているということです。
参考にしつつ、その記事を超えるコンテンツを作成すれば、自ずとにとあなたの記事の質が上がります。
まとめ:キーワードを制するものがSEOを制する
SEO対策の中でも、ページ上(記事上)でする対策をオンページSEO(on page SEO)と言います。
その中でもキーワードの使い方や選び方はSEOに特に大きな影響を与えます。
このページで紹介したポイントは、上位表示をしているSEOのエキスパートにとっては、ほとんど常識と言えることです。
慣れるまでは、このページを参考にしながら記事を作成することをお勧めします。
3記事ほど書けば、アプトプットしながら覚えることになるので、比較的簡単に身につくはずです。
ぜひ、次に記事を書く時から、SEOキーワードの入れ方を意識しながらSEO対策に取り組んでみてください。
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